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清水 蕗 Fuki Shimizu

​任意団体HARETOKE 代表理事

埼玉県出身。京都造形芸術大学 舞台芸術学部卒業。6歳から創作教室に通う。高校時代に彫刻と日本画を専攻。大学在学中にパフォーマンスグループ「平和ガールズ」メンバーとして活動しながら、全国各地でアーティストインレジデンスや観客参加型のインスタレーション作品展示を展開。

幼少期からの孤立・被暴力体験や、芸術表現に携わることでサバイブしてきた自身の経験から「すぐに逃げこめて、好きなことが否定されない場所がまちにたくさんあればいいのに」という思いで2022年2月にHARETOKEを設立。

精神疾患のある家族との同居・ヤングケアラー・摂食障害・ナイトワーク・行政支援利用経験者。HSP、LGBTQ当事者。


note記事「どうしてHARETOKEができたのか、の話」

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代表メッセージ

 

HARETOKEは、自分たちの快適を自分たちで選び考えてつくる場所として機能させること、大切な人達にとって肯定的な場所や体験づくりの活動を広げてゆくことを目的にしています。

 

私は安全や満足の保障のない生活を経験をしてきた当事者の1人です。

孤立や暴力の当事者になることは望まずに引き起こります。孤独を選べることと、望まずに孤立してしまうことは違います。居場所が近くにないことで、当事者は自分の置かれている状況を知ることすらできないことがあります。

私が世界から消えてしまいたいと感じるとき心までひとりぼっちにならずにいられるのは、表現・一緒にいる人・過ごす場所を自分で選べるからです。自分の居場所を選べることを知れたのは、たまたま生きのびて大人になれたからです。

もし誰かの心が止まってしまいそうになったら、音楽だけでも聴いていて欲しい。世界が真っ暗なときに思い出せる鮮やかな体験を知っていて欲しい。誰の目も気にせずに過ごせる場所さえあれば、無理に生きることを頑張らなくても なんとなく世界にとどまっていられそう。

 

こんな思いからHARETOKEができました。

 

HARETOKEプロジェクトチームメンバーは、自分が人と違うことを知っていて、大勢の人に馴染むことがうまくいかず難しいと感じながら楽しみながら生活しています。そしてわたしたちは、あらかじめ決められている満足の価値観を自分から選ばなかった人たちでもあります。わたしたちは自身のマイノリティーな側面にネガティブなイメージを持って活動をしているわけではありません。むしろ、人と違うことを誇らしく思っています。

 

また、わたしたちは、人や自分のことをコミュニケーションを重ねて知っていきたいという思いを持っています。誰かと会えば他愛もないやりとりができて、その人の背景や気持ちを想像できて、摩擦や了解を繰り返しながら、いろんな人と関わろうとする真剣な不器用さが、わたしたちの強みです。

​一緒に過ごしてみたら、なにかある。

繋がって感じて知れることこそがアートの役割だと信じています。

HARETOKE MATES

原口 航 Wataru Haraguchi

デザインや開発に限らない多種多様なクリエイティブのプロジェクトに携わり、とある制作会社ではプロデューサーを務めていた実績も。数年前からは地元京都をベースにマイペースに活動を続けている。HARETOKEではサイトロゴやチラシのデザインをつくっている。

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